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 子供にイライラしてしまった時の対処法

子供を叱るのは難しいですよね。イライラしてつい感情的になってしまうこともあるかもしれません。しかし、叱り方を間違えると、子供の心に傷を残す恐れがあります。大声で威嚇したり、手をあげてしまうのはとても危険です。なぜなら、子供は自分のした事を反省するよりも先に恐怖心を覚えるからです。恐怖から、怯えて言う事を聞くようになるかもしれません。でもそういった環境で育った子供は、将来、常に他人の顔色を伺ったり、心の弱い大人になる可能性が高くなります。子供が悪いことをし、叱る場面に直面した時は、親も冷静になり感情をコントロールすることが大切です。

怒る前に深呼吸

子供のしたことにイライラしてしまったら、一旦言葉を発するのをやめて深呼吸(大きな腹式呼吸)をしてください。深呼吸をすることで冷静になる時間が持てます。一旦カッとなった気持ちを沈め、起こったことの原因を子供に聞いてみてください。もしかしたら子供にも言い分があるかもしれません。もしかしたら、親自身の行動でそれが未然に防げたかもしれません。例えば、お店で子供があれ買ってこれ買ってとだだをこねるようなら、子供が興味のある売り場に近づかないなどの対応ができたはずです。子供が飲み物をこぼしてしまった原因は、コップの形だったり、置き場所に問題があったかもしれません。それらの原因と対処法を考えるためには、感情を先走らせずに客観的な視点から物事を見ることが必要です。

また、深呼吸をすることで、神経伝達物質「セロトニン」が増加します。「幸せホルモン」とも呼ばれているセロトニンは、心と身体を安定させてくれます。

親が思っている以上に子供はまだ理解ができない

言葉でコミュニケーションがとれるようになっても、まだ生まれて数年しか立っていない経験の少ない子供は、親が思っている以上に判断能力が未熟です。つい「さっきも言ったでしょ!」と怒ってしまいがちですが、目の前にあることに必死な子供は、さっきの約束なんか頭にないのです。例えば何度も教えたはずのズボンの履き方が間違えていたとしても、責めないであげてください。子供にとってはそれが一生懸命やった結果なのです。「早く歩きなさい!」と言われても、子供がスタスタ歩くのは一瞬だけ。すぐに目の前の草花や石ころに興味が移るのは当たり前のことです。そうやって子供は皆経験を積んでいき、やがて成長するので安心してください。子供はそんなものだ、と割り切ると気持ちに余裕が持てるかもしれませんね。

親自身の気持ちを別のものに向ける

子供の行いだけに集中せずに、気持ちを別のものに向けるのも自分の感情を沈めるのには効果的です。ちょっとだけ子供と距離を置いてお茶を飲んでみたり、お手洗いに行ってみたり、ベランダに出て外の空気を吸ってみたり、テレビをつけてみたり…etc.やり方は人それぞれ。子供とは全く関係のないことをすることで気持ちを落ち着けましょう。ただし、ちょっとでも子供から離れる時は安全を十分に確保したうえで行ってくださいね。子供から目を離すことは危険ですので気をつけてください。

子供を叱るのも、家のこともなにもかもやめて外へ出る

まだ幼い子供をくどくど叱っても意味がありません。子供が暴力的だったりわがままだったりして手に負えない場合は、思い切って気分転換に公園にでも行ってみてはいかがでしょうか。開放的に遊ぶことで子供の満足度もあがり、素直に親の言う言葉を聞いてくれるかもしれません。イライラしている親にとっても外の空気を吸うことは大切です。狭い家の中で頑張るよりも、何もかも放棄して外に出かけてしまえばいいのです。「どうせ明日も散らかるんだから」と思えば一日ぐらい掃除をしなくたって同じです。食事だってたまには作るのをやめてお弁当を買ったっていいのです。子供のことでイライラした上に家事に追われたら精神的に窮屈になってしまいますよね。そんなことになるくらいなら、何もかもやめて狭い家の中から飛び出しましょう。

叩くかわりにくすぐる

子供がいけないことをしてつい手がでてしまいそうになったら、かわりにこちょこちょをしてみてください。くすぐられる側は苦しい反面、笑顔いっぱいになり、心が満たされます。まだ幼い子供にとって、強く怒られることよりも心が満たされることの方が必要です。誰でも、ハッピーな気持ちの時に悪いことをしようとは思いませんよね。くすぐることで親密度を深くし、親子共にリラックスをしましょう。

感情的に怒ってしまった時はアフターフォローが大切

強く叱りすぎてしまったり感情をぶつけてしまい、後から後悔することもあるはずです。そんなときは素直に子供に気持ちを伝えましょう。「イライラしちゃって怒りすぎちゃったね。ごめんね。」そう伝えることで子供の傷ついた心をフォローし、自分自身への戒めにもなります。そして子供を抱きしめ、「大好きだよ」と言ってあげてください。子供は安心し、愛情を再確認することができるでしょう。ただし、アフターフォローをすればどんな怒り方をしても良い、というわけではありません。同じことが何度も起こらないようにしましょう。叱るときは冷静に、その行動に対して何がいけなかったのかを伝えてください。決して子供の人格を否定するような言葉を言ったり、子供が怯えてしまうような大声を出したり、手をあげることはしないでくださいね。

参考文献

愛和接骨院スタッフブログ

保育園 元気キッズ

子育てがいやになるとき つらいとき( 主婦の友社) Amazon

2016/06/16 更新

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